9月2日発売となるLittle Glee Monster 16thシングル『足跡』の店頭特典が決定いたしました!
対象となるCDショップ / オンラインサイトにてお買い上げ頂いた方に、先着で下記の特典を差し上げます。特典のお渡しはご予約者優先となり、各店舗で無くなり次第終了いたしますのでぜひ奮ってご予約下さい!
※特典には数に限りがありますので、無くなり次第終了となります。予め御了承下さい。
※上記店舗・ECショップ以外での配布はございません。ご了承下さい。
作詞 : Little Glee Monster
作編曲 : KOUDAI IWATSUBO, Carlos K.
誰かに指をさされて
足を止め 陰に隠れた
あの頃の僕にもしも
会えるなら
どんなことを伝えられる?
少しだけ先を歩く僕は
相変わらず今も
迷うけど
続いてく岐路
信じたその扉
小さな一歩で開いて
変えたい日々が
報われずに孤独で
涙流した夜があるけど
「無駄なんてなかった」と
思える日がくるから
誰かもわからぬ声に
僕の声が消されぬよう
口ずさむ その音色
力に変えていく
生涯 忘れられない日々
抱きしめ 生きていく
届けたい未来は
叶えたい未来
あの日の自分へ
溢れる言葉
溺れそうな夜も
やがて来る朝を信じて
見上げた空に
昇る朝日を浴びて
いつもの道で助走をつける
限界なんて誰にも
決められるものじゃない
歩んだ道の先で
傷だらけになったって
いつかは 誰かの痛み 癒せる証となる
僕のことを待つ人がいる
ここにも この先も
強い風を割いて進むあの人にも
きっとあるはずさ 涙の跡が
戻れぬ日々を
今日も歩き続ける
今しか見えない 景色の中で
嬉し涙の奥に
あの日の僕を映す
誰かもわからぬ声に
僕の声が消されぬよう
口ずさむ その音色
力に変えていく
生涯 忘れられない日々
抱きしめ 生きていく
辿った道に
続く足跡
全て美しく
届けたい未来は
叶えたい未来
あの日の自分へ
Little Glee Monsterの新曲「足跡」は『NHK全国学校音楽コンクール』2020/2021中学生の部 課題曲に採用された、壮大さや力強さと繊細さを併せ持つ1曲。シングル表題曲としては9thシングル「明日へ」(2017年9月発売)以来のメンバー作詞曲であり、ひと足先に中学時代を過ごしたリトグリの5人が悩める今の中学生たちの背中を優しく押すような、メッセージ性の強い楽曲に仕上がっている。また、同曲はNHK『みんなのうた』8・9月の新曲としてもオンエア中ということもあり、幅広い年代に、長きにわたり愛される1曲になることだろう。
この意欲的なニューシングルでは、アートワークにも新たな挑戦が詰め込まれている。今回、5人の異なるカメラマンがそれぞれメンバーを撮影し、1人ひとりの個性や“足跡”が感じられるような作品に。これらの写真はシングルのジャケットやブックレットのみならず、初回生産限定盤に付属するA5サイズ/全52ページのフォトブックにもふんだんに使用されている。
この特設サイトでは、5人は撮影にどのような気持ちで臨み、写真からどんな自分を伝えようとしたのかが語られたスペシャルインタビューを掲載。1人ひとりの言葉から、彼女たちの思いを受け取ってもらいたい。
(インタビュー・文/西廣智一)
この企画に際して、最初にスタッフさんから「最近気になっているカメラマンさん、いる?」と聞かれたんですけど、こちら側から指名することって普段ないので、そうやってリクエストさせてもらえるのは新鮮でした。
私は写真が好きというのもあるんですけど、カメラマンさんやスタイリストさんは常にチェックしています。もちろん、のちのちご一緒できたらいいなとも思いますし、そういうジャンルの知り合いが欲しいなとも思っていたので、今回はそのきっかけにもなったのでラッキーでした。
私を撮ってくださった北岡稔章さんとは、以前『NYLON JAPAN』でご一緒させていただいたことがあって。初めてお会いして撮影が始まったときからリズムやテンポ感、波長がお互いに合うと感じたんです。なので、今回は即候補に北岡さんをお願いしました。
今回は事前に「こういう感じで撮りたい」と決め込んだ感じに打ち合わせすることなく、素なんだけど可愛さやカッコよさを感じられるものを撮っていただきたい、とだけお願いしました。あとは本当にもう北岡さんにお任せで、という感じです。
撮影はかなり順調に、ポンポンと進んでいきました。でも、私と北岡さん的には「雨のシーンも撮りたいね、雨が降ってもそのまま濡れた感じを撮れたらね」って話をしていたので、「結局降らなかった……」というのはちょっとありましたね(笑)。
撮影では「明日へ」で撮ったロケ地も巡ったんですけど、あの頃との比較で今の私たちの成長や3年間の足跡みたいなものを写真に込められたかな。と同時に、「明日へ」から「足跡」までの私たちの成長した姿を目にすることもできるんじゃないかな。
私自身も「明日へ」から3年経って、だいぶ成長したと思いますし、どんどんこだわりも強くなっているんですよ(笑)。でもそれは私だけじゃなくて、みんなやりたいことを口にできるようになったし、今回のアートワークでの5人バラバラの個性みたいに、いい感じに反映されていると思います。
Photographer 北岡稔章
Instagram:@toshiakikitaoka
私はこれまで、写真を撮られることに対してそんなに苦に思ったことはなくて。今までの撮影はメンバーが一緒にいることが常だったので、メンバーと戯れながら過ごしていたからこそ、ナチュラルな表情ができていたというのもあるもしれません。でも、今回は初めてカメラマンさんと1対1という撮影だったので、撮影前はかなり緊張しました。
撮影してくださったヨシノハナさんは、お会いする前に想像していたよりもお若い方で、自分が撮ることに対してこだわりを持っていらっしゃるとお話していて。「でも、自然にしていて大丈夫だよ」とも言ってくれました。それに、ヨシノさんは私と年齢が近いのもあって、すぐに打ち解けられました。
撮影する写真の雰囲気については、私がこうしたいというよりは、ヨシノさんの色に染まりたいなと思っていました。ヨシノさんは少女の儚さを収めるのが上手な方だなと思っていたので、私もそうなれたらいいなというのは、考えていたかもしれません。
実は、撮影当日着る衣装は当初、この衣装になる予定じゃなかったんです。だけど、ヨシノさんが赤い服を撮るときは気合いが入るという話をしていて。それで赤がいいなってことで、これに決めました。ヨシノさんはフィルムカメラで撮っていたので、フィルム撮影にも映える感じで、きれいに映ったと思います。
また、今回は「明日へ」のときに撮影した場所にも行ったんですけど、(建物の)シャッターの色が変わったりしていて、「ああ、時が流れたんだな」と実感しました。写真には3年前に撮った場所と今回撮った場所でリンクしているところもあるので、ぜひ比較してほしいですね。
今回の写真と3年前の「明日へ」でのみんなの写真を見比べると、改めて大人になったんだなと実感しました。普段は毎日一緒だからあまり感じないけど、写真で見るとより感じますね。私はどうなんだろう……大人になっていたらいいなと思います(笑)。
Photographer ヨシノ ハナ
Instagram:@appl__e____
この企画を最初に聞いたとき、テーマ的にも「明日へ」から3年経った私たちの“足跡”を記すというものになっていたので、すごく新鮮でした。それに、「明日へ」のときは1人のカメラマンさんでしたが、今回は同じロケ地をめぐりながらメンバー1人ひとりに異なるカメラマンさんに撮っていただくので、5人それぞれの世界観がどう描かれるのかも楽しみでした。
実は、個人的にあんまり自由に表現するというのが得意なほうではなくて。でも、私を撮ってくださった菊池はるなさんは綺麗に、自然体な私を多く撮ってくださいました。
菊池さんはとても接しやすい方で、撮影の前にお話する時間をいただいたんですが、そこで大阪に住まれていた時期もあったと聞きました。撮影中もそういう雑談をしながらリラックスさせてくれて、ほぼ2人だけの世界という感じだったので、2人で「エモいね」とか言いながら楽しく撮っていました(笑)。
私が撮っていただいたのはお昼だったんですけど、ちょうど梅雨の時期だったので雨の予報だったんです。でも、撮影が始まったらすごく晴れて、予想していた以上に素敵な写真を撮ってもらえて。しかも、雨が降っていたところから急に晴れたので、空もすごく綺麗で、自分の写真なのに感動しましたね(笑)。
私は笑うのが苦手だからか、普段の写真ではすました顔というかキリッとした表情が多くて。もちろんそういう写真も撮っていただいたんですけど、今回はさらに自然な表情をたくさん撮ってもらえたので、私自身も「わりと自分、顔のレパートリーあるんやな」という気づきもあって(笑)、フォトブックでは普段なかなか出せていない部分を楽しんでもらえるとうれしいです。
また、「足跡」という曲の持つ世界観と、写真が醸し出す雰囲気もリンクするところが多いと思っていて。足跡ってそれぞれの人生には必ずあるものなので、そういう部分でも曲とイメージが重なるんじゃないかなと思います。
Photographer 菊池はるな
Instagram:@_haruna_kikuchi_
今回のように5人それぞれ異なるカメラマンさんと撮影することは今までやったことがなかったので、すごく新鮮でした。カメラマンさんも年齢が近い方が多かったですし、そこも含めて今までにないものができるんだろうなって。ただ、いつもだったら事前にテーマやコンセプトを決めてから撮影するんですけど、今回は「かれんさんとカメラマンさんの世界観に任せます」と言われていたので、若干戸惑いました。でもカメラマンさんとマンツーマンで作り上げていくことは初めてだったので、そこは楽しみでした。
こういう作品づくりができるようになったのも、デビューから5年以上経ったことも影響しているかもしれないですね。特に今回はリトグリが歩んできた“足跡”をアートワークに残すという大きなテーマがあったので、そういった意味でも私たちの成長を見せられたのかなと思います。
私を撮影してくださった石田真澄さんとは、撮影当日に初めてお会いしました。撮影前にじっくり話し込めたわけではないんですけど、実は同い年だってことを後から知って(笑)。作品はインスタとかで事前に拝見していたんですけど、すごく繊細というか、光とかを大事にしてらっしゃる方なのかなと思いました。
今回、初めて1対1での撮影を経験しましたが、石田さんはわかりやすく的確な指示をしてくださったので、すごくやりやすかったです。蔦を持ったり看板と駐車場の間から顔を出したりと、街に溢れているものを使いながら撮影したので、それも楽しかったです。あと、「明日へ」のときに撮影した場所をまわったのもあって、それも感慨深かったですね。
完成したフォトブックに載っている私の写真は全部お気に入りで、すごく素敵に撮っていただけたなと思っています。ほかのメンバーの写真も、それぞれのカメラマンさんの個性がすごく出ていて、フィルムだけで撮る人もいれば、デジカメと両方使う人もいる。みんな違う仕上がりになっていて、すごく面白い仕上がりだと思いました。しかも、1人8ページもあるので見応えもありますし、ファンの方は喜んでくれるんじゃないかな。
Photographer 石田真澄
Instagram:@8msmsm8
私は普段からカメラマンさんに意識的なところがあって、雑誌やアートワークを通じて「いい写真だな」と思ったら絶対にクレジットを調べて、SNSをフォローするようなど、積極的にチェックするようにしています。なので、今回撮影していただいた池野詩織さんのことも以前から知っていたんです。
池野さんを知ったのは、自分がすごく好きなイラストレーターさんと池野さんが昔からめちゃめちゃ仲良しで、それで私も池野さんを知って写真を見ていました。私、小学生の頃から見ていたんですよ(笑)。そのお話を初めてお会いしたときにご本人に伝えたら、すごく驚いていました。
今回の撮影はメンバー5人それぞれ個性も違うし、カメラマンさんも違うので、いい意味でバラバラになるのかなと思って。それに、ほかのメンバーは日中に撮影していたので、私は夜に撮ったんです。光や照明の感じもそれぞれ異なるものになると思っていたので、そのあたりは特に意識したかもしれません。
私の撮影は夜に行ったので、ライティングも大変だったと思うんです。特に池野さんはおひとりでライティングもやろうとしていたので、ゆっくりお話しながら撮るという雰囲気ではなかったんですけど、私も「池野さんが思い浮かべてるような雰囲気ってこんな感じかな?」って意図を汲み取ってできたらいいなという気持ちでいたので、完成した写真を見たときに「こういうセットが池野さんには見えていたのかな?」と気づけて、すごく楽しかったです。その場で完成が見えない感じも、フィルム撮影ならではの良さだと思いました。
今回のフォトブックを通じて、意識したのは「明日へ」のときと同じ色味なんです。同じ場所もまわったし、衣装も同じようなベージュのワンピースを着ましたし。そういう意味でも、「明日へ」から「足跡」までの3年で成長した自分を見せたいと意識したので、比べてもらって「顔つき変わったな」とか気づいてもらえたらうれしいですね。
また、楽曲としても私たちが初めて作詞した「明日へ」と今回の「足跡」を、比較することもできますし、コンセプトも「明日へ」とハマるので、そちらも比較できて面白いんじゃないかと思います。
Photographer 池野詩織
Instagram:@ikenoshiori